通信制高校を選択した息子の、現在のとある一日を紹介します。
7:00 起床
7:30 朝食
8:30 After Effectsの学習
11:00 英会話の学習
12:00 昼食
13:00 高校卒業資格を取るための学習
15:00 Premiere Proの学習
19:00 夕食 運動・お風呂・ゲームや読書などの自由時間
23:30 就寝
(※After effects、Premiere Proは、動画を編集するためのソフトです。)
・・・と、こんな感じ。(土日は休み。)
ちょこちょこ休憩しながらやっているので、時間ぴったりではありませんがおおよそこんな感じです。
現在は動画編集に絞った学習を行っていますが、息子としてはまだまだ覚えたいことが沢山あって時間が足りないそうです。
全日制の高校で
・登下校に掛ける時間
・必修科目以外の時間
・部活や友達と話す時間
これらの時間すべてを「技術を身につける時間」にできたとしたら、卒業する頃に身についている技術の差はかなり大きいのではないでしょうか。
娘が通っていた全日制高校の場合だと、6:30に起床し準備して家をでる。
部活が終わって帰ってくると19:00。
職業科高校だったので、その専門の資格等はきっちり取得して卒業しました。
現在は、取得した資格とはあまり関係のない職業ではありますが、しっかりとした企業で職に就いています。(ちなみに初任給は手取り13万)
楽観的でズボラでマイペースな娘の場合、セルフコントロールができないので通信制高校より全日制の高校で良かったのかも知れません。
楽観的な娘とは180度違って、息子は計画を立てて学習に取り組むキッチリ系で、ズボラでいいかげんな私や娘から言わせると、少し神経質なタイプ。
将来やりたいことや就きたい職については小学校を卒業する頃からよく考えているタイプでした。
通信制高校は人によって向き不向きがあるので、全ての人に良いとは言いません。
でも、将来やりたいことが決まっていて、それに向かって努力できる人ならば絶対に通信制高校でその技術を身につけた方が良いです。
本当は「高校の3年間は、目標がある人にとっては無駄な時間。」とはっきり言いたいところですが、日本では「高校くらいは出ておかないと。」いう意味不明な風潮があるので、大きな声では言いません。
私が通信制高校をお勧めする理由のひとつに、授業の仕組みがあります。
ネットを利用して、好きな時間に好きな場所で授業を受けられるということ。
授業の最後にテストとレポートがあるので、軽く聞き流していると答えられないということ。
分からないことや不安な部分があれば、チャットやメールで気軽に質問でき、すぐに返事がきます。
全日制の教室ではボーッとして聞き流してしまう、というようなことが多々あると思いますが、通信制高校ではそれがありません。
小・中学校の時は、授業で分からないことがあっても分からないまま済ませてしまうことが多かった息子が、今では驚くほど成長しました。
そして、高校卒業に最低限必要となる必修科目の授業が、短時間で受けられるということ。
通信制高校のメリット
・時間を有効活用できる。
・授業は動画を見てレポート提出という流れなので、クラス単位の授業のようにサボれないため、一通りの知識がつく。
・高校生の時期に将来のためのスキル取得に割振れる時間が圧倒的に多い。
・そのため、高校卒業と同時に即戦力として職に就くことができる。
・選択した学校によっては授業料が安い。
通信制高校のデメリット
・サボろうと思えばサボれてしまう。
・人と直接の会う機会が極端に減り、自宅で過ごす時間が極端に増える。
・選択した学校によっては授業料が高い。
通信高校でも高卒資格が取得可能です。
3年間で卒業もできます。
最後に、通信制高校に通う事に対して、
・勉強ができないから全日制高校へ行けない
・コミュニケーションが取れない
・引きこもりだから
・いじめられっ子だった
などなど、根拠もなくマイナスなイメージを持ったり、中には蔑む人もいます。実際に居ました。
逆に、こんな情報時代にそんなイメージを抱いたまま正しいと思い込んで、新しい情報を遮断していることが何よりも無駄です。
私も、息子が通信制高校を選択するという機会がなければ、通信制高校についてこんなに調べることもありませんでした。
今、自分が手に入れられる情報をくまなく調べた上で、前回の記事にも書きましたが、
通信制高校一択
です。
前回の記事は
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田舎では高校の選択で人生は変わる←選ぶべきは『通信制』かもよ?
通信制高校を選択する人が増加中。全日制と通信制高校の子供をもった経験から、選択すべきは通信制高校と判断。
ただ、将来就きたい仕事によっては通信制高校が合わない場合がありますので、しっかりと調べてみてください。
昔のイメージで物事を図らないように、昔の常識が必ずも今の常識とは限らないので、新しい情報に対して柔軟に。と、思う今日この頃でした。